超音波（圧電振動）ジャイロ

振動している物体に回転角速度を加えると、その振動方向と直角方向にコリオリ力（回転座標系の運動物体にだけ働く見掛けの力）が生じます。このような力学現象を利用したものです。具体的には、音叉型振動子に圧電センサを貼り合わせ、振動子を駆動して励振（X軸）します。
そして、振動子の中心軸（Z軸）に対して回転速度を加えると、その振動（X軸）と直角方向（Y軸）にコリオリ力が生じます。このコリオリ力はY軸に貼り合わせた圧電センサで電圧としてピックアップすることができます。この電圧の大小は回転角速度の大小を表わし、結果として角速度を知ることができます。

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