海洋生物テレメトリー

概要

漁業資源の調査や海洋生物の研究では、動物や魚などの生態や回遊範囲などを正確に知る必要があります。
遠隔測定で魚の情報を得る方法として超音波を用いたテレメトリー(Telemetry)方式があります。魚の体に超小型の超音波発信機を取りつけて超音波パルス信号を発信させます。
さらに船の舷側に水平方向に回転する高感度の超音波受波機を設置して、受信音が最大になる方向を測定します。
そして同じ装備をとりつけた他の船の情報と合わせて魚の位置を決定します。
超小型超音波発信機の装着方法は、サケの場合、胃のなかに挿入する「のみ込み型ピンガ」と背ビレの前に鞍かけるようにした「鞍かけ型ピンガ」、ブリの場合は腹ビレに吊下げる「曳航型ピンガ」が用いられています。

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