HL2100 【超音波界面レベル計】
概要
超音波が界面で反射し、受信するまでの時間から沈降状態を算出
超音波は異なる媒体の境界面で反射する特性があります。
水中のセンサから超音波を発信して、界面で反射し受信するまでの時間から沈降状態を算出します。
沈殿物に対して非接触で計測するため、不透明な処理水の界面や、深いタンク内の界面も、センサを対象沈殿物まで下げることなく計測することができます。
特長
・RS-485通信機能を搭載し、ORIGINAL通信では管理ソフト(LV Monitor2)
を利用したモニタリングが可能です。
MODBUS通信では、遠隔での操作・管理が可能です。
・センサ発信面より0.2〜10mまで幅広い距離を測定できます。
・1台で2箇所の計測ができます(2台目のセンサは別途必要)。
・超音波を使用している為、透視度や色度、昼夜の影響なく計測できます。
・上澄水水質変化・堆積汚泥濃度変化を前提とした演算処理により界面を計測してい
るので、設備の状態によって設定値を変更したり、再調整の必要がありません。
・変換器・センサとも、駆動部分がなく長期間安定した計測が可能です。
出力
・警報出力
・4-20mA
・RS-485
※オプションの通信ソフトでPCへの転送が可能です。
用途
・浄水場、下水処理場、工場廃水処理施設の沈殿槽での界面レベル管理
施工例
仕様
型式 | HL2100 | |
チャンネル数 | 2CH | |
周波数 | 400kHz | |
測定対象 | 汚泥界面 | |
距離測定範囲 | 0.2~10m | |
分解能 | 計測 | 1cm |
表示 | 1cm | |
データ更新周期 | 1秒 | |
センサ指向角(音圧半減全角) | 6° | |
電源 | 電圧 | AC100~240V ±10% |
消費電力 | 10VA | |
表示 | LCD表示 (バックライト付) | |
電源 | 警報出力 | 上下各CH 2点 AC250V、DC30V 1A (リレー接点) |
4-20mA電流出力 | 分解能:16bit 各CH 1点 (最大負荷抵抗 450Ω) |
|
インターフェース |
RS-485(MODBUS®プロトコル、RTUモード)またはオリジナル通信フォーマットを本体メニューで切替可能 |
※MODBUSはシュナイダーエレクトリックユーエスエーインコーポレーテッドの登録商標です。
型式 | 本体 | センサ |
使用周囲温度 | -10~60℃ | -5~60℃ |
材質 | スチール塗装 | ケース:PVC ケーブル:PVC |
構造 | IP54 相当 | IP68 相当 |
外形寸法 (WxDxHmm) | 280x92.5x322 | φ80x95 |
センサケーブル長 | - | 20m |
最大許容センサケーブル長 | - | 100m※ |
質量 | 5.4kg | 1.9kg |
※センサケーブルを延長の際は、当社までご相談ください。
センサ洗浄方法
センサ面の汚れ付着は、汚泥界面計測の妨げとなりますので、センサ面を常にきれいな状態に保ってください。
定期的なふき取りまたは、オプション洗浄ノズルでの常時洗浄を推奨します。
洗浄ノズル使用の際は常に通水してください。